子供の時から学校での歯科健診の際、
「ビーバーみたいな可愛い歯だねぇ~」
と、言われることがたびたびあった私の大きな前歯。
歯並びは割と左右対称ではあるものの、上の前歯が大きいためにアーチに収まらず出っ歯に。
しかも子供のころからアレルギー性鼻炎もあって、口呼吸の習慣もあり、口元は意識してないと閉じてることはありませんでした。
虫歯の治療とかで歯医者に行くと、歯並びを指摘されては矯正をお勧めされてきました。
だけど私は3人兄弟で3人とも似たような歯並び。
私がやるとなると、兄弟もする?という流れを懸念してか、歯列矯正は経済的に暗黙のスルーでした。
矯正が高価なものであることは子供ながらに認識してたので「私はできないんだ」と選択肢すらないものだと思ってました笑。
そんな私が、アラフォーになって今頃歯列矯正することに…
歯列矯正を避けてきたけど、糸切り歯が実質存在していない歯並び
歯科健診とか行くと、何番がCとか言われますよね。
C■ってのは虫歯の段階らしいですね。
わかりやすいようにちょっと画像を拝借してきました(日本学校歯学医会)。
上あごの歯並び、犬歯の居座る乳歯と永久歯の抜歯
私の歯並びは、上顎の左右1番が歯列のアーチから外に出て、前歯は出っ歯になってました。
そして左右2番は大きな1番にちょっと隠れて見た目ガタガタに。
親知らずは、腫れることを繰り返しだしたら抜くことで20代の内に上の二本も抜歯済。
問題は糸切り歯(犬歯の永久歯)3番の抜歯
そして「糸切り歯」と言われる3番のところに生えてくるべき永久歯は、左右ともに4番と5番の間の外側の上に、場所を間違えて1本奥の上に八重歯として生えてきたんです。
嚙み合わせの圏外に生えて何の役にも立たない八重歯の3番。
「(八重歯は)虫歯になるリスクしかないし、生えてる場所的にも見た目もよくないし、抜いた後も隙間ができるわけでもない。矯正もしないなら抜いたほうがいい」と言われて20代のころに抜歯しました。
40年の付き合いも揺らぎ始める
私の糸切り歯「乳歯」は、永久歯3番に押し出されることなく、本来は生えてきて10年以内にはお役御免になるはずだったのに、40年ほどそこに居座っていました。
でもさすがに、歯としての役割は遥か昔に終えていて。
硬いものを噛むのに力を加えるのは怖くなっていたので、隙っ歯にならないよう空間を埋めてくれてるだけの存在だったんだけど、それでもまったく噛まないわけにもいかず。
何かの拍子にふと力がかかってしまって、乳歯の糸切り歯がちょっと揺らぐようになってきてしまいました。
下あごの歯並び、糸切り歯が鬼の牙のように
ほんとこれこそ、鬼の牙のように斜め前向きに倒れて、生えていました。
こちらも上と同様、かみ合わせの圏外です。
ニッと笑えば、あごの皮膚上に浮き上がる牙のふくらみもありました。
歯並びの支えになるのは、歯根の長い糸切り歯の3番
糸切り歯といわれる3番は歯並びを支えている歯根の長い歯で大事な存在なんだそうです。
だから、見栄えも考えてその奥にある4番がスペース確保の抜歯としては選ばれることが多いようです。
ところが、私の糸切り歯は4本とも歯列アーチに不在。
しかも内2本は乳歯。
そして、笑うと見える位置にある乳歯がグラつき始めている…。
糸切り歯「乳歯」を抜いてしまうと、もろにそこだけ空間ができてしまうんです。
これはさすがにどうにかしたくて…ついに歯列矯正を「しなきゃいけない時が来た」わけです。
糸切り歯乳歯とお別れの時期が迫る
いつかは訪れるとわかっていた糸切り歯乳歯の終わり。
①インプラント?
②ワイヤー矯正?
③抜けた隙間を放置?
この選択肢を抱えていたのは20代のころからでした。
けど矯正って100万以上と思ってて、とても手が出なくて。
自然と抜ける時が来た時に決めようと後回しにしていたわけです。
40代で透明なマウスピースの歯列矯正「インビザライン」
そんな時、兄弟がインビザラインなるもので矯正をしている話を聞きました。
しかも親子でやってるんだと!
もともと歯列矯正といえば、口元にギラギラ光る金属のワイヤー矯正しかないと思ってたんだけど、見た目が透明のマウスピースがあったなんて知りませんでした
矯正の痛みはワイヤー矯正よりも弱め
マウスピース強制は数日、私は1週間間隔でマウスピースを交換していってますが、ワイヤーの場合は1カ月に1度くらいの通院で調整を行うそうです。
1か月に1回、次回までに動かしたいだけの力を掛けることになるけど、マウスピースの場合は、あくまでも私の場合だけど1週間のうちに4~5回マウスピースを交換することになるので、痛みを4~5回に分散できてるのか、交換のたびに耐えられないほどの痛みになったことはありません。
矯正効果はワイヤー矯正の方が良いらしい
マウスピースは、歯並び全体の面に負荷をかけるイメージだけど、ワイヤー矯正はアタッチメントが歯の一本一本についているので、確実にそれぞれに負荷をかけるためか、仕上がりが理想によりちかいのはワイヤー矯正という声をよく聞きます。
メンテナンス通院の頻度
ワイヤー矯正は月一くらい、と聞きます。
インビザラインは、私の場合は調整は2カ月に一度。
マウスピースのフィット感に浮きやズレが生じてきた場合には随時調整してもらう感じで通ってます。
デメリット・不便なこと
ワイヤー同様、食事のたびに丁寧な歯磨きが必要で、歯ブラシセット・歯間ブラシが手放せません。
マウスピースを何十枚も交換を繰り返す
マウスピースが定期的に交換になるので、新しいマウスピースを付けるときは多少痛みます。
それが定期的に繰り返す頻度になるので、これはちょっと毎回イヤなんだけど。
痛み=動いてる証拠なので、モチベにもつながります♪
20~22hの装着時間を自分で守らないといけない。
歯医者さんによって支持は多少異なるようですが、20~22時間装着するよう言われます。
残りの2~4時間で食事をしないといけないということになります。
これをサボると、だんだんと次に待っているマウスピースの想定上に動いてくれないのでズレたり浮いたりして、作り直しになったりしてしまいます。
でも外で飲み会とか外食になると、そんな短時間で終われず。
まとまって4時間とかあいちゃう日は、マウスピース着けた時に初日に近い痛みがあることもシバシバ。
さぼれないな~って感じますね。
歯肉退縮・ブラックトライアングルのリスク
マウスピースだけじゃなく、ワイヤーでもありえるようですが、歯を動かすことで歯茎の形が変わります。
歯肉退縮・ブラックトライアングルは歯茎自体下がるとほぼ戻ることは無いそうです。
実は私も抜歯の隣の歯茎が下がりました。
そして動かしたことで全体的にブラックトライアングルがたくさんあります…。
とにかく悪化させないためには、糸ようじなどで隙間の歯垢を入念に掃除することしかないそうです…。一見歯槽膿漏の人の口元みたいでちょっと悲しいですよ~
IPRといって、矯正後に歯を1ミリ未満の小さな単位で歯の側面を削って歯をさらに密着させるという方法もあるようですが、矯正が終わったら相談してみようと思います。
マウスピースの汚れ
装着時にお茶やコーヒーがマウスピースの中にたまると、上の歯とかはとくにマウスピースが容器となって歯を漬けて置くことにもなるので歯も着色汚れが進みます。
しかも目に見える範囲すべてがマウスピースなので、マウスピース自体が茶渋とかで汚れると、ものすごく見栄え悪いくなります…ちょっと不潔そうにも。。。
装着時のお茶、コーヒー・紅茶、ワイン(装着したまま飲むこともないと思うけど)は、避けたほうがいいです。
装着時に、食べることができない
着けたまま噛むと、マウスピースが嚙む力によって割れます。
柔軟性あるものだけど、一定周期で交換するものなので強度はそこまでありません。
そして、ワイヤー矯正は24時間装着で取り外すことができない=いつでも食事することはできますが、マウスピースの場合は食事の時は取り外しをしないといけないので、外食先ではちょっと手間になります。
どうしても口さみしいときは私はこれを食べてます。
フルーツフレーバーではない、ミントとオレンジのキシリトールタブレットもあるんだけど↓、
歯医者の受付の人も、フルーツフレーバーの方をよく買ってますって言ってました。
日ごろの家での手入れ
私は毎食、超音波洗浄機を使ってます。
食事の前に外して放り込む。
んで、1日最低1回はタブレットで洗浄もしてます。
毎日使うのでまとめ買いの方がお得です!
価格もピンキリ
私がお世話になっているところの価格を例として挙げると。
●インビザライン…64.9万(税込)値上げラッシュ前の価格
2回までマウスピース作り直し無料、3回目から5000円。
近所にあるワイヤー矯正は、120万オーバーで諦めてました。
そしたら世界大手のマウスピース矯正がだいぶん普及しだして、兄弟もやってたりで私はまだ終わってないけど満足してます。
インビザラインには認定医ランクがある
インビザラインは認定医にステータスランクがあります。
症例数によってランクが上がるようですが、やっぱり症例数多いところの方が安心感はあります。
実績のあるマウスピース矯正とは?インビザライン矯正 …
- ブロンズプロバイダー:年間症例数1~10
- シルバープロバイダー:年間症例数11~20
- ゴールドプロバイダー:年間症例数21~50
- プラチナプロバイダー:年間症例数51~100
- プラチナエリートプロバイダー:年間症例数101~150
- ダイヤモンドプロバイダー:年間症例数151~400
- ブラックダイヤモンドプロバイダー:年間症例数401~750
- ブルーダイヤモンドプロバイダー:年間症例数751~1000
- レッドダイヤモンドプロバイダー:年間症例数1001以上
私が通ってる歯医者はダイヤモンドプロバイダーでした。
でも価格は良心的なので、私が保定に入ったら、今度は娘の歯列矯正を検討中です!
認定医といえど、結構メンテナンスの部分で適当な歯医者も少なくないみたいなので、認定ランクを聞いてみるといいかもしれないですよ!
歯列矯正もデンタルローンでできる!
矯正は、だいたいは自由診療=保険が使えません。
※医療控除申請はできるそうです!
高い治療費になるのでお金がなぁ…と思ったけど私は思い切ってデンタルローンを組みました。
病院が提携しているデンタルローンが決まっていたので選択の余地はありませんでしたが、患者が直接ローン会社とやり取りする場合もあるようなので、歯医者さんに確認してみてください♪
歯は一生もの!40代からでも口元を気にせず笑える歯並びを♪
出っ歯でガタガタだった歯並びも、マウスピースを始めて1年ちょっと過ぎて。
いつの間にか、口元を意識していなくても口は閉じてられるし、写真を撮るときも気にせずニカッと笑って写ることができます!
長年口元を気にして写真に写っていると、ついつい口を閉じてる笑顔が習慣づいてしまってますが、歯を見せたほうが顔が小さく見えるのでw、意識して歯を見せるようになりました。
見た目には揃い終わってるんですが、奥歯のかみ合わせが微妙にずれてて微調整段階に入りまして。
次のマウスピースが来るのを待っています。
歯並びが終わって保定期間も2年くらいあるようですが、保定装置が9万くらいするそうなのでそこまでいけばお財布も治療もひと段落です!
歯並びをそろえるために抜歯する場合も少なくないですけど、それでもやっぱり食べることは一生のことなので、そして笑っていたいので、矯正を検討している方はしっかりリサーチして、歯医者との相性も見ながら、セカンドオミニオンくらいまでして、お医者様を決めて矯正に取り組んでくださいね。
一度始まると歯医者の転院はおそらく厳しいと思います。
よくよく調べてみてくださいね!
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