この記事では、彼氏の言動にちょっと違和感がある人に向けてアスペルガー症候群(ASD)の特徴的なコミュニケーションなどを含めて、紹介していきます。
アスペルガー症候群を持つ彼氏との関係を築くためには、彼の特徴やコミュニケーションパターンを理解し、適切な付き合い方を心掛けることが重要、というか、必須です。
本記事で、アスペルガー症候群の彼氏の特徴と共に、アスペルガー症候群に関する理解を増やしながら、恋人とのより良い関係を築くためのヒントを見つけてくださいね。
1. アスペルガー症候群の特徴を理解しよう
アスペルガー症候群とは、特別な性格や考え方を持つ人たちのグループです。彼らは感じ方やコミュニケーションのやり方が普通とは少し違います。以下に、アスペルガー症候群の特徴をご紹介します。
- 直接的な話し方:
アスペルガーの人たちは、直接的に言葉を使います。つまり、言いたいことをそのまま言います。それによって、相手にはっきりと伝えることが得意なんです。
これが「空気が読めない」と言われる一面の理由の一つでもあります。
彼らは、「相手の身に立って考える・相手に寄り添う」ことがとても苦手です。
主観で発言・行動する事が多いので、聞き手がどう受け取るかは考えられないことが多くオブラートに包んだ言い方を「しない」んじゃなく「できません」。
場合によっては冷たい人、空気が読めない人という風に映ることになります。
- 興味の深さ:
アスペルガーの人たちは、特定のことにとても興味を持ちます。例えば、車や宇宙、昆虫などです。そのため、そのことに関する知識をたくさん持っていることが多いです。
オタクレベルで同じ趣味を持つもの同士だと、会話はたのしいかもしれません。
興味の強さ=特性の「こだわりの強さ」が出る部分です。
ただ、特性の一つである「多弁」を持っている人の場合、一方的に喋りたいことをマシンガンのように喋りまくる場合があるので、「多弁」持ちのカレシさんの場合は、「おしゃべり好き」より「話を聞くのが好き」な人の方が相性がいい場合もあると思います。
- ルーティンの重要性:
アスペルガーの人たちは、ルーティンや決まったパターンを重視します。同じことを同じ順番で繰り返すことが好きなんです。それによって、安心感を得ることができます。
決められたこと=与えられた通りにやれば、周囲と関係がこじれることもなく、彼らも気が楽みたいです。
彼氏との約束事もルールとして共有しておくのはオススメです。
- コミュニケーションの難しさ:
アスペルガーの人たちは、他の人とのコミュニケーションが難しいことがあります。表情や感情を理解するのが苦手で、自分の気持ちを上手に伝えるのも難しいです。
時々、表情と言ってる内容が一致してないときがあります。
心配してそうな話題なのに、顔は笑ってたり。
でも本人は笑ってる自覚もなく…。
誤解を招くこともよくあります。
アスペルガー症候群の特徴は人によって異なることもあるので、相手が持つ特性を知り、理解することは大切です。彼らの個性や考え方を尊重しながら、良い関係を築いていくことが大切です。
2. 彼の愛情表現に対する理解と受け入れ
アスペルガーの彼氏は、愛情を表現する方法が他の人とは少し違うかもしれません。彼の愛情を理解し、受け入れることが大切です。
そうしないと…
私の事、ほんとに大切に思ってくれてる?
(実感がわかない)
え!…ものすごく大事に思ってるよ?!
こういうすれ違いが、とても起こりやすくなります。
以下に、彼の愛情表現についてご紹介します。
- 一緒にいることが好き:
彼は一緒にいること自体が愛情表現なんです。一緒に遊んだり、話したりすることで彼は愛情を送ってるつもりでいたりします。
これ、うちもそうでした。
「一緒にいる事」が彼にとっては結構大きな愛情表現でしたね。
- 小さなサプライズ:
彼は小さなサプライズで愛情を示すことがあります。例えば、お気に入りのおやつを持ってきたり、手紙や絵をプレゼントしてくれるかもしれません。
予め彼氏が把握しているあなたの好きなものは、プチサプライズ的にプレゼントしてくれたり、します。
彼氏さんの経験上であなたが好きなものとわかっている事なら、仕事で出張してたら、そこに彼女の好きなものがあると一杯買ってきてくれたりw
- 繊細な気配り:
彼は繊細な気配りをすることがあります。例えば、あなたの機嫌を気にしたり、困っているときに助けを提案したりします。彼が思いやりを示す瞬間に注目しましょう。
普段、人の顔色見ないのに、機嫌が悪いときとかは察知するのが不思議だった。
これは彼らの生きづらさからこれまでに、周囲の人の機嫌を損ねることや失敗が多くて、怒られること・注意されることに敏感な一面を持ってる人が多いです。でも空気は読めなかったり…。
自己肯定感低めだし、男性は特に虚勢を張って自身のメンタルを守ろうとするところも強いです。
それゆえの、アスペ男子のモラハラ案件も多いように私は感じてます。
アスペルガーの彼氏の愛情表現は、特性ではない個人の性格によって異なる場合もあります。彼の独特なやり方を受け入れることで、お互いの関係をより深めることができます。
3. 上手なコミュニケーションのポイントを学ぼう
彼と上手にコミュニケーションを取るためには、いくつかのポイントを学ぶことが大切です。以下は、コミュニケーションのポイントです。
- 明確に伝える:
彼は直接的な言葉や表現を理解しやすい傾向があります。自分の気持ちや要望をはっきりと伝えることで、彼も理解しやすくなります。
あいまい表現が苦手なので、数字や単位で伝えましょ!
「右に、あとちょっとずらして」
→「右に、あと5cmずらして」
「しばらくしてから電話ちょうだい」
→「30分後に電話ちょうだい」
言葉の通りに受け取って柔軟に動けないことも多いのでわかりやすく!
- 聞く姿勢を持つ:
彼が話したいことや興味を持っていることに対して、積極的に耳を傾けましょう。彼の話に対して興味を示し、共感や理解を示すことで、より良いコミュニケーションが築けます。
話を聞くばかりも場合によっては、「私が聞いてばっかりじゃん!」みたいになることも。
元夫は「多弁」持ちで、「多弁」が発動すると私の顔も見ず一方的にしゃべりっぱなしで宙を見て喋っていたので、私の表情も見れてませんでした💦
こちらから共感を求める場合は、彼らは期待に添えられない場合が少なくないです。
それでも、共感してほしい場合は前もって「相槌を打って、ただただ話を聞いて共感してほしい。」と求めることが必要なほどです。
- 誤解を避けるために確認する:
彼が言ったことや伝えたいことが理解できない場合は、確認のために質問してみましょう。誤解を避けることで、円滑なコミュニケーションが図れます。
この確認作業、ものすごく大事です!!
発達障害の人の会話の傾向として「主語ヌケ」がよくあります。
なのに本人の中では話の途中に主語が変わってる事があるので、二人で手分け作業するときとか、おしゃべりを聞いてるときに誰の話、誰が言ったセリフなのか、あいまいなときはきちんと確認作業することをオススメします。
だけど話を途中で遮断されることも嫌うのでそこが難しいところです。。。。
- 優しさと忍耐を持つ:
アスペルガーの彼氏とのコミュニケーションは、時には困難なこともあります。そのときは優しさと忍耐を持って接することが大切です。彼のペースや特性を尊重し、寛容な気持ちで接しましょう。
アスペの人と一緒に生きていくということは、忍耐と寛容の繰り返しです。
「相手はなんともおもってなくて、こちらが気になること」が日々特に繰り返されます。
注意しても理解してくれないことが多いです。
そして無理をすると、自身が精神的に参ってしまいます。
だからこそ、アスペ当事者のカレシさんは自分の特性を理解して受け入れておくことが大事で、それを踏まえて、よくよく話しをするように習慣をつけておくことが重要になります。
お互いの価値観や解釈のすり合わせが、普通は不要でも、アスペ相手の場合は必須となります。
上手なコミュニケーションを心がけることで、お互いの意思疎通がスムーズになり、より良い関係を築くことも可能です、譲歩するのはアスペと一緒にいる側になりますが・・。
4. アスペルガーの彼氏との付き合いの工夫
アスペルガーの彼氏との付き合いには、いくつかの工夫が求められます。
- 予定の共有: 彼は予定やルーティンを重視する傾向があります。そしてルーティンを変えることをとても嫌がります。こだわりというよりも、「変えられない」レベルでの拒否です。
彼のルーティンや拘りを知り、彼女側が合わせることになります。
経験がない「急変」「臨機応変」は特に苦手なので予定の共有や変更の際には、事前に伝えることが大切です。
見栄とかかっこつけたがりだったりとかの性格にもよるので、ルーティンも他者からの提案を受け入れようとする姿勢は見られますが、時間をかけた後でもやっぱりルーティンは復活します。
- 直感的な理解を促す: 彼の特性に合わせて、直感的な理解を促すことも重要です。具体的な例や図を使って説明するなど、視覚的な要素を取り入れることで、彼の理解を助けることができます。
文章から想像することが苦手なので、図示して伝えると理解がとってもはやかったりします!
- 感謝とサポートの表現: 彼が何かを頑張ったり、努力したりしたときには、感謝やサポートの意思を表現しましょう。彼の努力や成果を認めることで、彼の自信やモチベーションを高めることができます。
喜ばれたことは、繰り返す傾向があります。
何が嬉しいかを明確に伝えると、より仲良くなれると思います♪
5. 効果的な連絡の取り方を実践しよう
アスペルガーの彼氏と効果的な連絡を取るためには、以下のポイントを実践しましょう。
- 明確なメッセージ: 口頭説明を受けたり長文が苦手です!→箇条書きの方が伝わりやすいことも!!
- 重要な情報を要点だけでまとめ、分かりやすく伝えるように心掛けましょう。
- 写真や図を活用する→彼の視覚的な特性を活かすため、写真や図を使って説明すると効果的です。文章だけでなく、視覚的な情報を提供することで、彼の理解をサポートできます。
- 忍耐と理解を持つ: 彼が連絡に対して反応しない場合や返信が遅い場合もあります。そのときは忍耐と理解を持ち、彼が自分のペースで対応することを尊重しましょう。
※遅いからもう少し連絡を欲しいと伝えても、理解もします・努めもします。
だけど、「しないんじゃなくてできない」場合が多いです。
効果的な連絡は、お互いの理解を深めるために重要です。連絡ルールとかもあるほうが、お互いのためかもしれません。
まとめ
今回は、彼氏がアスペかもしれないと疑念を抱く女性に向けて記事を書きました。
アスペルガー症候群を自覚している人がどれくらいの割合でいるかはわかりませんが。
アスペルガー症候群の診断・自覚がある当事者の場合は、付き合うときにはカミングアウトしてほしいなと私は個人的に思っています。
なぜなら、アスペルガー症候群の男性に、子育て最中の妻のフォローがなかなか厳しいと思うからです。
察することができない事と、妻のしんどさに寄り添えなかったり、主観でしかない場合には、自分の好きなことを悪意なく優先するのでイチイチ不満をぶつける事すら疲れてしまうからです。
また、発達障害の特徴のひとつとして、感情の起伏が激しい場合があります。その際もそばにいることになるので、それが負担になるようだったら、なかなか注意して治るものでもなく、本人が制御できないところだったりもするので、ひとつひとつ彼自身が制御できる事なのか、できない事なのかを周囲は知る必要もあったりします。
結局のところ、アスペルガー症候群の当事者は、本人なりの努力をこれまでもずっと続けてはきたわけです。それでもやっぱり衝動的だったり、自身で制御できない所が強く出ると、周りにも影響があるわけで。
発達障害の相手をパートナーに持つ場合には、特性のあれこれに自分が耐えられなくなるかもしれない可能性を、よくよく考えて将来のことも考えましょう。
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